
保護者の方針
一番大切なのは、自分のお子さんをどう育てたいかです。
将来どこで暮らすのか、どこで高等教育を学ばせるのか、言語は何を中心にするのか等、家族でよく話し合いたいものです。それによって、どういう幼児教育機関に入れるかが決まるでしょう。また、お子さんの性格もよく考えてから決めましょう。ただ単に「英語が喋れたらいいな...」という安易な考えで現地の幼稚園に入るのはお勧めできません。
規模・サイズ
オーストラリアの幼稚園・保育園は、日本に比べると規模が小さく、20人くらいの小規模の所もあります。60人以上になると大規模の園といえるでしょう。ご自分のお子さんの性格を考え、家庭的な小規模の所にするか、大規模の所にするか良く考えましょう。
教師と子供の人数の割合は以下の通りです。
0歳〜2歳未満 子供5:教師1
2歳〜3歳未満 子供8:教師1
3歳〜6歳未満 子供10:教師1
これは州の規定で決められています。
また、人数に比べて園内外のスペースはどうなのか見てみましょう。広ければそれだけ子供同士の摩擦が少なく、ゆったりと保育できるはずです。
教師の子供への関わり方
園内の子供が教師に話しかけた時や悪い事をして怒られた時の様子を観察してみましょう。教師は子 供の目線に合わせて話をしてあげているか、怒る時に教師が自分の感情を子供にぶつけていないか見てください。又、泣いている子や困っている子がほったらかしにされていないか注意してみましょう。先生の子供への関わりにもし疑問を持ったら、その保育園・幼稚園を選ぶのは止めたほうが良いでしょう。納得して任せられる先生のいる園を探しましょう。
オリエンテーション
幼稚園・保育園にオリエンテーションのシステムがあるかどうか訊いてみましょう。
「オリエンテーション」とは、正式に幼稚園・保育園を始める前に、数日に分けて子供が園に馴染むようにするシステムです。 例えば、第1日目は2時間、2日目はランチ前まで、3日目はランチの後、4日目に終日というように少しずつ時間を伸ばしていく方法です。 オリエンテーションの期間は、保護者と教師の間で話し合って決めましょう。 オリエンテーションを嫌がる園には、きめ細かいケアは期待できないと考えてもいいでしょう。
衛生
トイレやキッチンなどは清潔にされているかチェックしましょう。特に保育園は長時間預ける所ですから、オムツ替えのシートやベッド・シーツの保管などが衛生的か見てみましょう。
トイレットトレーニングが必要なお子さんは、保育園でどのようにしてくれるのか聞いてみましょう。保護者の意向を取り入れてくれる所は良い保育園だと言えるでしょう。又、オムツは一日何回取り替えてくれるのか、トイレには何回連れて行ってくれるのかも確認しましょう。
個人記録
保育園も幼稚園も子供個人個人の記録をつける義務があります。そしてそれは保護者が要求すれば、見せてくれる事になっています。 それぞれの保育園・幼稚園が、どのように記録をつけているのか聞いてみましょう。その保育園・幼稚園が一人一人注意深く観察し、記録している様であれば、お子さんの成長の様子を詳しく知る事ができ、安心です。
先生に任せましょう
一度保育園・幼稚園を決めたら、先生を信頼して任せましょう。初めて保育園や幼稚園に行く子供が泣くのは当然の反応です。保護者の方が心配なのは分かりますが、保護者が不安になれば当然子供も不安になります。 どうしても園で手に負えない時は、園の方からも話がある筈です。ですから、可哀想だと思っていつまでも園内にいるのは止めましょう。園にいる時間が長くなればなるほど、子供はお母さんが一緒にいてくれるという期待を膨らませ、その後の別れが辛くなります。 又、一旦預けた後で「大丈夫だろうか」と覗きに来るのも厳禁です。せっかく決心をした子供の気持ちを壊すことになります。大事なものを忘れて後で届けなければならない時は、子供に分からないように届けましょう。どうしても心配な時は、途中で電話して様子を聞くことができます。
子供に挨拶をする
保育園・幼稚園に子供を預ける時、必ず子供に「後でね。」「お昼寝の後でね。」などと声をかけてから行きましょう。 子供が泣くのがいやだからといって、子供が見ていない間にこっそり抜け出すのはいけません。小さい子供にとって6時間なり8時間というのは永遠にも感じられる長い時間です。 「おいていかれたのでは?」と不安に思わせる事にもなりかねません。必ず別れと後でお迎えに来ることを伝えて下さい。
持ち物のチェックをしましょう
保育園・幼稚園から持ってくるように言われている物は、必ずバッグの中に入れてください。特に余分の着替えは必ず入れましょう。 園では何が起こるか分かりません。自分の子供が大丈夫でも他の子供に汚されたり、濡らされたりすることもあります。 自分の帽子や着替えがないことで不安になり、せっかく楽しかった1日が台無しになる場合だってあるのです。
又、お昼寝の時や不安になった時のためのぬいぐるみやタオルなどがある子供は、先生に言ってかばんの中に1つだけ入れておきましょう。それがあることで1日頑張る事ができるでしょう。 但し、商業的傾向の強いおもちゃ(例えば、マクドナルドでもらったおもちゃ)等は、受け入れない園もあるので気をつけましょう。
キーワード
家庭での言語が園と違う時、子供が慣れるまでキーワードは園の方に伝えておくのが良いでしょう。 例えば、オシッコは「シーシー」、お昼寝は「ネンネ」など。子供が英語を覚えるまで先生にメモに書いて伝えておけば最低限の意思疎通ができ、子供が不必要に泣く事を防ぐ事ができます。

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