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              Primary School - 小学校
                         (情報は主にNSW州のパブリックスクールのものです。)

         項目  概要
              モーニングティーとランチ
              授業・教室
              音楽・語学教育
              宿題
              OCクラス
              始業式・終業式
              バディシステム
              リーディングチューター
              制服


  概要

    小学校には日本と同様に、私立・公立そしてインターナショナル・日本人小学校
    があります。
    オーストラリアの親たちは、自分の子供を私立の有名小学校に入れる
    ために、子供がごく小さい頃に入学申請をします。学費は年間約 A$4000〜
    10,000位です。入学試験はありませんが、親子面接があるようです。
    公立は日本同様学校区があので、それによって学校が決まります。学費は
    オーストラリア国民と永住者はただですが、一時滞在者はA$4500が必要に
    なります。
    小学校はキンディから6年生の合計7年間で、キンディから2年生までをイン
    ファント、3年生から6年生までをプライマリと呼び、校舎や校庭も分けられて
    いることが多いようです。従って小学校は5歳入学する事ができますが、子供
    の成長に合わせて、少し早め又は遅めに入学するように、親が選ぶことがで
    きます。
    キンディとは日本でいう幼稚園にあたるもので、小学校の準備期間にあたります。
    ですから、オーストラリアではプレスクールやロングデイケアに毎日行く子供は
    少ないのです。
    オーストラリアの学校は2月に始まって12月に終わり、4学期に分かれています。
    以下のものはNSW州のものです。(州によって少しずつ違いがあります)
    1学期 : 2月〜4月上旬        2学期 : 4月下旬〜7月上旬
    3学期 : 7月下旬〜9月下旬     4学期 : 10月中旬〜12月中旬
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  モーニングティーとランチ

    オーストラリアの学校には必ずリセスといってモーニングティーの時間があります。
    だいたい2時間目のあと、10時半ぐらいです。そのために子供たちは家から
    おやつを持ってきます。おやつは果物・ミューゼリーバー・チョコバー・ビスケット・
    ロリー(飴やグミ類)・ポテトチップなどです。果物は大抵丸ごと1個入っており、
    バナナ以外皆皮ごと食べています。

             
         ロリー              ミューゼリーバーとクラッカー

    従ってランチの時間は1時過ぎが多いようです。
    ランチの中身はだいたいサンドウィッチ・ヨーグルト・果物・モーニングティーの
    様なデザートです。大きなプラスチックのランチボックスにごろごろと入っています。

             

    ランチとモーニングティは雨の日以外は外で食べなければならなりません。(きっと
    教室が汚れるからでしょう。オーストラリアの小学生には掃除当番などないので
    す。)モーニングティーとランチはキャンティーンという売店で買うことができます。
    売っているものはロリー・ジュース・サンドウィッチ・ホットフード(ソーセージロール
    ・チャーハン・ラザニア・チキンナゲット等)・ポテトチップス、夏にはアイスキャン
    ディーも売っています。
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  授業・教室

    授業は一クラス45分前後(うちの娘が通っていた学校は1時間42分でした)、
    朝9時から3時までです。日本のような教科書は特にありませんが、ワークプック
    を使う先生は多いようです。シラバスは一応あるのですが、授業内容は担任の先
    生によってすこしづつ違います。教室を見ると大体のクラスの机はグループごとに
    まとめてあり、日本のように全員が黒板に向かって並んでいることは稀です。

     
                 教室にあるコンピューター    机の下に入れるところが
                                     ないので、椅子にかけた
                                     手作りのバッグに自分の
                                     持ち物を入れている。


    科目は、英語(国語ですね)・理科・算数・体育・宗教・第二外国語・音楽・美術。

    週に1日スポーツデーの日があり、その日は体操服を着て登校します。スポーツ
    デーは学年ごとに曜日が違い、その他の日の体育は制服・革靴のままでします。
    
    道徳教育のような時間はなく、その代わりに宗教の時間がありますが、宗派や宗
    教がその子供によって違うので出席する義務はありません。出席しない子供は担
    任の先生とワークブックなどをして、その時間を過ごします。
    宿題は基本的に学校がある日(月〜金)だけもらってきます。週末とスクールホリ
    デーにはありません ですから、オーストラリアの小学生は休みのとき思いっきり
    遊べるのです。 宿題はワークブックやプリント、そして多いのがアサインメントと
    呼ばれる課題学習です。これはテーマに沿って子供が本などで調べ、レポート形
    式またはポスター形式にまとめるものです。課題によっては、自分のまとめたもの
    をクラスの前で発表することもあります。小さい頃から、人の前で自分の考えや研
    究したことを発表する機会が多く与えられているのです。
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  音楽・語学教育

    オーストラリアでは子供に楽器を学ばせる親が多いようです。それもヴァイオリン
    などの弦楽器が多い様です。日本で人気のピアノはこちらでは少数派です。小学
    校もバンドまたはオーケストラに力を入れているところが多いようです。
    子供たちは放課後・昼休み・学校が始まる前に個人レッスンを受けます。授業を
    ぬけて(先生の承諾済み)レッスンをする子もいます。楽器の先生は学校の教室を
    借りて子供たちに教えることができるので、親にとっても都合がよく、それで楽器を
    習っている子供が多いのではないかと思います。
    
    オーストラリアは多文化国家なので英語が母国語でない子が多く、そういう子供の
    ためにESL(母国語でない子のための英語授業)がどこの学校にもあります。
    その子のレベルによって週に勉強する時間数は違い、ネイティブが英語の授業を
    している時にESLのクラスに行って勉強します。
    また、小学校で第二外国語も勉強します。言語は、日本語・中国語・インドネシア
    語・イタリア語・フランス語などその学校によって違います。
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  宿題

    オーストラリアの学校では宿題はウィークデイだけで、週末はありません。 
    宿題はワークブックの1ページとプリントという具合です。
    時々アサインメントという課題学習がだされ、それは2週間後とか学期末までに
    提出というふうに期限が決められています。 アサインメントはテーマが与えられ、
    それについて図書館やインターネットなどで資料を集め、レポート形式またはポス
    ター形式にまとめます。出来上がったものをクラスで発表する事もしばしばです。
    工作などの宿題もあります。
    
    小学校低学年の生徒は、毎日その子供にあったレベルの本を1〜2冊家に持り
    ます。家で親と一緒に読み、次の日リーディングヘルパーと呼ばれる先生(大抵は
    保護者のボランティア)と、持ち帰った本をちゃんと読めたか、おさらいのためもう
    一度読みます。これは、うちの子供にとってもとてもためになりました。香港にいた
    時も同じようなシステムがあり、語学の上達に欠かせないものでした。

    学期休みの宿題も当然ありません。ですからオーストラリアの小学生は、休日は
    本当にのんびりしています。
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  OCクラス

    小学校5,6年生になると、OCクラス(Opportunity Class)というのがあります。
    これは、成績が良い子供のための公立小学校にある特別クラスで、このクラス
    に入るには、小学校4年生の時に試験を受けなければなりません。試験はだい
    たい冬(8月くらい)にあります。そして、このクラスは全ての公立小学校にあるわ
    けではありません。 ですから、自分の通っている学校にOCクラスが無くて、OC
    クラスの試験に合格した生徒は、5年生から転校ということになります。私立の
    小学校から転校してくる生徒もいます。
    セレクティブのハイスクール(進学校)を目指している生徒は、OCクラスに入って
    上を目指すというのが一般的なようです。
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  始業式と終業式

    こちらの学校には、始業式と終業式がありません。今でも思いますが、なんだか
    けじめが無くて拍子抜けする感じです。ですから、校庭やホールに集まって朝礼と
    いうのもありません。 だから学期の始めの日には、そのまま教室に行っていつも
    のように勉強を始め、最後の日には、最後の授業の後いつものように帰ります。

    同じように、日本のような入学式と卒業式もありません。
    新入生には、入学する前の年の11月くらいにオリエンテーションの日があります。
    もちろんオリエンテーションの前までに、自分の子供を行かせたい学校に申請書を
    提出しておかなければなりません。オリエンテーションデーでは、子供のクラスは
    既に決められており、その日は1日そのクラスでクラスの担任とクラスメートと工作を
    したり、本を読んだりして過ごします。そして、新年度の初日からオリエンテーションと
    同じクラスで、同じ担任・クラスメートと勉強を始める事になります。

    卒業式はありませんが、謝恩会のようなものとプレゼンテーションナイトというのが
    あります。どちらも、働いている親が参加できるように6時半くらいから行われます。
    謝恩会は生徒が主賓なので、先生と保護者が生徒をもてなします。私の子供の時は
    フルコースの夕食とその後のディスコパーティーでした。パーティーのテーマが「未来・
    宇宙」のようなものだったので、生徒たちは皆メタリックな髪の毛にしたり、光る素材の
    服でドレスアップしたりしていました。
    プレゼンテーションナイトというのは、他の学年末にもありますが、その年に勉強・
    スポーツ・芸術・その他の活動で優れていた生徒を表彰する催し物です。名前を呼ば
    れた生徒は、舞台に上がっていって表彰状などを貰います。
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 バディシステム

  これは上級生が新入生のヘルプをするシステムです。上級生とはだいたいYear6の生徒
  のようですが、選ばれたYear6の生徒が新入生のクラスに行って1日を一緒に過ごしたり、
  時々訪問したりして新入生が早く学校に慣れるのを手伝います。朝保護者の方から離れ
  て教室まで連れて行き、室内作業を一緒にしたり、お弁当を一緒に食べたり遊んだりしま
  す。新入生も一緒にいる間先生には恥ずかしくて訊けない事を上級生のお兄さん・お姉さ
  んに訊いたり、甘えたりするそうです。英語が母国語でない子供たちには通訳としてという
  点で効果があるようです。また、Year6の生徒達にとっても上級生としての自覚を持ち、ボ
  ランティア精神を育てるという意味もあるようです。香港でもそうでしたが、休み時間などに
  怪我をしたり喧嘩をしたりすると、よく上級生が下級生の面倒を見てあげていました。
  うちの子供が小学校にいた時は、日本人の生徒が3人くらいしかおらず、新入生だけでなく
  編入せいのために、よく通訳として借り出されていたそうです。新入生のお母様方にも学校
  の事をいろいろ訊かれて重宝がられていたようです。
  

 リーディングチューター

  これは、バディシステムと似ていますが、英語を母国語としない子供たちの本読みをみて
  あげる生徒の事です。やはりYear6,5の生徒が助けのいる生徒のクラスに行って本読み
  (発音や単語の読み方)を手伝います。「宿題」のところで説明したリーディングヘルパー
  だけで1人ずつみていたのでは時間がかかるからでしょう。チューターとして借り出される
  生徒はその間自分の授業を抜け出すわけですから、ある程度優秀な生徒でなければな
  りません。
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 制服

  公立でも私立でも殆どの学校が制服を取り入れています。春夏は、女の子はワンピース、
  男の子は半ズボンにワイシャツです。秋冬は、女の子はジャンパースカートにブラウス、
  男の子は、長ズボンにワイシャツ、そして男女ともセーターやブレザーなどを上に着ます。
  女の子のスカートの長さは、膝か膝上くらいです。

  そして、1年と通して帽子は必ずかぶらなくてはなりません。形はつばの広いものや、野球
  帽の後に布が下がっているものなどです。オーストラリアは、日差しがとても強く、皮膚がん
  になり易いため、外遊びの時にも必ず帽子をかぶらなくてはなりません。 クィーンズランド
  の小学校では、サングラスをかけなければいけないところもあるようです。

  制服は、学校のユニフォームショップで売られています。安いものを買いたい人は、制服の
  古着を買う事もできます。

  靴は、黒の革靴がほとんどです。紐で結ぶタイプのものが一般的です。

  体操服もあります。スクールカラーのショートパンツにポロシャツかTシャツのところが殆ど
  です。ポロとTシャツは、自分のハウスカラーを着ます。各生徒は、自分の所属するハウス
  があり、大体は住んでいる地域で分けられるようです。このハウスは、運動会などの時に
  ハウスごとに点を競ったりする等というように活用されています。ハウスには、ハンター、
  ウィンザーなどと名前がついており、それぞれ違うハウスカラー(赤・緑・黄・青など)をもっ
  ています。各学校には、4つハウスがあります。
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